神津島@


ここに紹介するのは、佐藤守(だいかつのオヤジ)が薦めるクエポイントである

沖作根・岡作根

  

◇沖作根

沖作根全景
本島の東沖約400bのあり、磯は低く、ナギの日に限られる。
西寄りの風には強い。
グレ・イシダイ・クチジロの魚影も濃く、クエも狙えるA級磯。
沖作根のクエポイント
クエのポイントは、船着きの本島向き足元。
水深は5〜8bと浅いが、沈み根も多く複雑で、クエの魚影も濃い。
右から左に流れるニッチョの潮、左から右に流れるシンバ潮、
どちらの潮でも、潮切れの良い日に実績がある。


◇岡作根

岡作根全景
本島の東沖約300b。
沖作根の100b手前にあり、磯は水面から1.5bと低い。
広さも畳4畳半と狭い。
西寄りの風には強いが、ナギの日に限られる。
グレ・イシダイ・クチジロの魚影も濃く、クエの実績もある。
岡作根のクエポイント
ポイントは船着き。
本島を背にした北東向きの足元、水深8〜10b。
磯の周りは根も多く、溝や洞穴もあり、クエも多い。
足下に当たってくるニッチョの潮、南西からのシンバ潮、
どちらの潮でも良い。


岡作根にて、ギャフ掛け(5月18日 水温19度)
南西からの潮が速く、ポイントには反転流が効いていた。
仕掛けは写真の通り。
竿:がまクエ70号 4.8b/リール:PENN9/0L
道糸:レグロン100号/クエサルカンM
19本ヨリワイヤ35番2b/オモリ:40号
鈎:改良カジキ45号/餌:サバ


岡作根にて

クチジロ狙いの仲間、クエ狙いのオヤジが2人並んで竿を出す。
冷凍サバ1箱、イワシの撒き餌3箱。
ウツボの当たりが途絶え、素バリが2度あり、
その後、竿が一気に入る。


クエ釣りは、1にマキエ、2にマキエだ!








横瀬
  

◇横瀬

本横瀬全景
本島の東側にある地磯。釣り場は水面から3〜4bと高く、足場も良いのでクエ竿のセッティングも楽。
ポイントは船着きと、右手一段高い所の2ヶ所。
15bほど投げ、水深10〜12bの撒きエサが溜まるところを釣る。
東及び、北東の風には弱いが、西及び南西の風には強く、少々のシケでも釣りができる。
横瀬1番全景
本横瀬とハナレの間にある釣り場。
足場は悪く狭いため、クエ狙いは1人。
竿下の水深10〜12b。
東からの潮が足下にあたり、右沖へと流れる潮の時が狙い目。
横瀬全景と、右側にあるハナレ
横瀬ハナレは、水面からの高さが約3b。
釣り場の幅3b、長さ10bほどの岩礁。
30b沖まで、水深は8〜10bと海底は平らだが、
左手にある広島磯から岡作根にかけ、沈み根も多く、
潮切れも良い。
イシダイ・クチジロ、そしてクエの魚影も濃い。


カスリハタ30K

大型の台風が神津島沖を通過。
東シナ海に棲息するカスリハタが
神津島で釣れた。
島の漁師も驚いていた。





神津島付近の海で釣れる事はないカスリハタ。
オヤジにとっても初めてのことで、魚拓を取る。
大相撲名古屋場所開催中で、
中村部屋の親方とクエちゃんこで味わう。




タタキ根・ケンドン

  

タタキ根・ケンドン

タタキ根全景
本島の東にある岩礁。足場も良く、釣り場も広い。
夜釣りでクエが釣れる。
船着きがポイント。他にも2ヶ所、クエポイントがある。
ケンドン全景
中央、釣り人が居るところがクエポイント。
夜釣りでの実績が多い。
竿下水深10b位。根がかり少なく、釣りやすい。


タタキ根及び、ケンドンのソーダイ向きクエポイント

ケンドンとタタキ根の間の水道を釣る。
水深10〜12b。
潮切れのいい日に実績が高い。
40bほど沖にあるタバコボンに向けて投げ、
沖へとつながる溝を狙う。





砂糠崎〜ソーダイ

  
沖サヌカのクエポイント
船着き端、足場の良い所にクエ竿をセット。
多幸湾向きに20bほど投げ、竿下の水深15b位の所がポイント。
シンバ潮や出潮が切れるとき、実績あり。
ソーダイ
クエポイントは、A・B・Cと3ヶ所ある。
A,足場が悪く、ナギの日に限る。
C,足場が良く、釣り場も広い。夜釣りもOK.
A・B・Cとも、竿下の水深12〜15b。
出潮、ニッチョの潮が切れときに実績あり。
当日の潮の流れを見て、撒きエサの溜まる所を狙う。




子ノ口・トーフ・長ツ崎

  



◇子ノ口

子ノ口クエポイント
多幸湾を出て、右に舵をとり、松ヶ崎を過ぎた本島の地磯。


沖への強烈な引きは、巨大なマダラエイだった。




後藤明氏
平成 9年 10月12日に14`

次の週に、富永重保氏が15`を釣る。

どちらも子ノ口にて
水温24度


水温が16度と低い3月の始め。
2週続けて、子ノ口で竿を出す。
前週はエイだったが、
撒き餌が効いてきたのか、
8時頃、本命のクエをかける。
相棒の加藤がギャフ掛け。 24`のクエは、ウツボを1本丸呑みしていた。


トーフ

トーフ
長ツ崎の手前にある広さ6畳ほどの磯。
水面からの高さ2b、ナギの日に限る。
磯は平らで釣りやすく、クエ釣りは2人の竿出しが可能。


◇長ツ崎


クエは撒き餌だ!!

長ツ崎定員2名で、この日、15`入カタクチイワシ4箱を用意。
水汲みバケツで海水をたっぷりかけ、完全に溶かして
から撒く。
※凍ったまま撒くと、ポイントが遠くなる。
凍ったサバを鈎につける時は、スッポ抜けがあるので、
写真のようにハリ先をサバの頭から出すようにつける。
この時の仕掛けは、
19本ヨリワイヤ34番2b。鈎は改良カジキ45号。
釣り始めて2時間。
最初に竿をしめ込んだのは、巨大なエイだった。
左手に軍手をはめ、抜いたり出したりして応戦。
素手では危険なので、必ず手袋をする。
20分の格闘の末、水面に浮いたエイの姿。
長ツ崎のクエポイントは、竿下水深23〜25b。
真下に突っ込むしめ込みは、大型クエだ。
平成 9年秋
135a38`の大物を仕留めた中部磯友会:加藤進(写真右)
関東モロコ会の:鈴木氏が仕留めた30.5`のクエ(写真下)
水温は24.5度
関東モロコ会:矢作氏。長ツ崎で25`。 中部磯友会:芝田弘。35.5`の大物を仕留める。



水深25bの割れ目に潜られ、根から出すのに苦労した。
37.6`。





猿ケ崎〜大出張、菜畑〜金長鼻

  

◇猿ケ崎〜大出張




猿ケ崎クエポイント
金長鼻の手前にある本島の地磯。
竿下水深20b。潮が速く根がかりが多い。
ポイントの10b先に高い根があり、以前にここでクエをかけた時に、
この根で道糸を切られた。
魚影は濃いが、釣りにくい。竿受けがしっかり固定できない時は、
左右にハーケンを打ち、ロープで固定する。
大出張のクエポイント(2人)
竿下で水深15〜18b。クエの実績は高い。
南西の風には注意。
潮の切れる日に実績があがっている。


富永氏。
大出張にて、22`。(写真左)ポイントは大海女根向き竿下。
中部磯友会:横江正行。
35`(写真右)。シンバ潮が足下に当たっていた。
竿はがまクエ100号。

水温は23度。
中部磯友会/東谷 悌治  クエ135a・38.1`



◇菜畑〜金長鼻



菜畑クエポイント(2人)
竿下で水深25b位。
クエの魚影は濃く、大型の実績も多い。
出潮が切れる日が良い。
写真は、中部磯友会:加藤進の竿に大物の当たりの様子。
金長鼻先端
神津島の最南端にあり、潮が速く、クエ仕掛けが入らない
日が多い。
奥の船着きで竿を出す。水深は20b。
この沖、魚影は濃いが、潮が速すぎてクエ釣りは難しい。





大海女根・平海女根

  


◇大海女根

大海女根全景
クエポイントは磯の先端で、2人。
平海女根との水道を釣る。
大海女根ポイント
水深は12〜13bと浅いが、潮切れは良く、魚影は濃い。



◇平海女根

平海女根先端のポイント(2人)
水深6〜8bと浅いが、根が複雑で、
割れ目や穴が多い。
潮は速い。
後藤氏が釣った24`のクエ。
※出潮の反転流が入っていた。


平海女根 沖向き先端のポイントにて  中部磯友会/竹元 直紀 クエ137a・35.5`




平海女根船着きポイント(2人)

恩馳向き15b先の沈み根の周りを釣る。
水深8bくらい。
根は複雑で、クエが好む溝や穴が多い。
昼前、竿から離れていた。
突然竿が舞い込み、緩めにしていたドラグから糸が出る。
30b沖でクエが浮いていた。
28`。ポイントは、15b先の沈み根の向こう20bくらい。
平海女根には、丁度いい潮だまりがあり、
釣れたクエを生かしておいた。



◇竜七

竜七(1人)

大海女根の沖にある小さく低い磯。ナギの日に限る。
ポイントは恩馳向きの竿下18b。
シンバ潮は足下に当たってくるときに実績あり。



◇タダ島

タダ島全景
灯台下手前にある磯で、高く、釣り場は広い。
クエ狙いは2人。
タダ島先端クエポイント
足場は良く、クエ竿のセットも楽。
ポイントは、恩馳向きと灯台下向きの竿下。
水深15〜20b。
クエの実績も多いが、外道のエイも多い。






二七・二八

  




◇灯台下・二八


灯台下・二八全景
本島の南端に位置し、南東からの潮は時に激流となり、
仕掛けが止まらない。
竿下で水深20〜25b。クエ・クチジロの大型が釣れる。
クエ釣りは夜釣りの実績が高い。
西及び南西の潮は緩く、釣りやすい。
灯台下恩馳向い
二八と一ノ首の間にある釣り場。
足場は良いが、ナギの日に限る。
水深、潮流は二八と同じ。
釣れるクエもデカイが、外道のエイも多い。
同じく灯台下の一ノ首、二七もクエの実績は多く、
夜釣りもOK。



二八本場
船着き場のクエポイント。水深20〜23b。
出潮が速いと仕掛けが入りずらい。
6〜12月、緩やかな出潮の時が狙い目。夜釣りOK。


◇一ノ首・二八






大根〜引廻し

  



サメ根
水面から1bと低く、狭い。ナギの日に1人が竿出し可。
落潮が当たってくる時は、クエ・クチジロともに良い。竿下水深12〜15b。
引廻し
前浜港からくる落潮が磯に当たってくる時は、クエ・クチジロとも良いが、潮が速すぎると仕掛けが止まらない。
出潮は沖を通るので当たらない。
足下で水深12〜15b。ポイントは竿下でクエ狙いは2名。

大根のクエポイント
北東及び、南東の波には強いが、西の波に弱い。
クエのポイントは恩馳向きの竿下、水深10〜12b。
沖は沈み根も多く、クエ・クチジロの魚影が濃い。
足下に当たってくるシンバ潮が良い。






神津港〜白根

  




箱鉢根
港の出口にある磯。ここではほとんど釣りをしない。やればクエが釣れると思う。水深5〜8b。
バーバー根
ここもやってみればクエは出ると思う。
サメ根
ポイントは竿下で、水深5〜8b。クエの実績あり。沖の根でデカイクエがいると漁師が言う。


◇湯柱

神津港前 湯柱の磯
向こうに見えるのが前浜桟橋(現在はつながっている)
ポイントは桟橋向きに1ヶ所と恩馳向きに1ヶ所。
どちらもポイントは竿下。水深10〜12b。
海底は岩盤と砂地が入り混じる。潮切れのいい日に実績あり。
湯柱のクエポイント
クエ竿のセッティング
オヤジ愛用の竿受け、竿受けピトン(だいかつオリジナル)
竿:がまクエ70−4.8b 竿尻改造
リール:ペン9/0L 道糸:レグロン100号
49本ヨリワイヤ39番2b ナツメオモリ40号
改良カジキ45号 冷凍サバ
湯柱沖向きのポイントでクエをかけるが、
穴に入られ出てこない。
竿を持ち、穴から出すためにあおっている。
沖に見えるのが白根、その先が背負崎。
穴から出てきたのは20`弱のクエ。
この日、同行したのは中部磯友会:伊藤、菅原。
2人でイシダイ、イシガキを30枚。
湯柱は、クエの他、イシガキも多い。
水温は20.5度。上り潮が、右から左に流れていた。
中部磯友会:浜下。
湯柱にてギャフ掛け。
あがってきたのは12`のマハタで、仲間とシャブシャブ、
鍋で味わった。
ポイントは、恩馳向きの竿下。水深13b。
湯柱では、他にも30`クラス2本。秋から冬にかけての、実績が高い。


◇白根

白根のクエポイント
船着きの竿下がポイント。
水深10〜12b。底は砂地が多く、ところどころに
根がある。
すぐ近くに海水浴場があり、神津港からも近い。
クエが釣れるのは荒磯とは限らない。
クエ釣りに欠かせないのは、イワシの撒きエサと
撒き餌用スコップ。
沖白根からみる岡の白根。
奥に見えるのが海水浴場。


磯際に浮いたクエは、ハリかかりを確認し、
十分空気を吸わせた後、ギャフをかけて取り込む。(左上)
取り込んだ後は、太いロープで潮だまりに生かす。(左)
平成3年、心臓バイパス手術の前、105`の体重が85`
まで落ちていた。
クエを掛けてから、取り込むまでに、ニトログリセリンを3錠
飲んだ。


関東モロコ会 矢作厳 氏
釣場:白根
平成19年 8月15日 大潮
10時20分仕留める。98a/18.2`

竿:イリュージョン483(プロトタイプ)

佐藤守が、某トップメーカーと共同で開発途中の3本継ぎのクエ竿。
従来のクエ竿の概念を打ち破り、一見イシダイ竿よりも細身だが、
ブランクの肉厚が従来のクエ竿の2倍ほどあり、スマートで強靭な
仕上がりとなっている。
この竿を、日本屈指のクエ師、矢作氏に託してテストを依頼した。

仮称:イリュージョン483(オヤジ45年の集大成の竿)





大黒根赤崎

  





◇大黒根・赤崎


神津島の北端にあり、水深はないが、潮は速い。南からの風には強い。
根は複雑で、沈み根も多く、クエ・クチジロの魚影は濃い。夜釣りも可で、7〜12月が狙い目。

赤崎全景 赤崎クエポイント(2人)
水深は5〜8bと浅い。竿下がポイントになる。
根は複雑で、溝や穴が多い。
夜釣り可能で、クエの実績も夜釣り。